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「へびつかい座ゼータ星(Zeta Ophiuchi)」は、本来ならシリウス並みの明るさをもつ星のはずだが、周囲にただよっている星間塵のために光をさえぎられて、あまり明るくはみえない。その姿をスピッツァー宇宙望遠鏡が撮影した。(上の写真の中央:NASAから) この星は地球から約370光年の距離にあり、太陽と比較して温度は6倍、幅は8倍、質量は20倍で、8万倍の明るさを持つ。この大きな図体で秒速24キロメートルの超高速で移動しており、その動きによって、星の移動する方向に鮮やかなボウショック(衝撃波の壁)ができるという。 画面では中央の星の左手にできているのがボウショックの壁だ。赤い部分は、ボウショックの発生領域から放出される長い波長の赤外線。そのまわりの濃い緑の線状物質は宇宙塵だ。 |
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