地球と宇宙の科学
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バタフライ星雲 NGC6302



バタフライ星雲 NGC6302 は、さそり座にある双極性の惑星状星雲である。惑星状星雲とは、超新星爆発を起こさなかった恒星が、消滅の寸前になるもので、飛散した物質が中心核の白色矮星の光りを浴びて、光って見えるものである。惑星状星雲が双極性の形をとるようになるメカニズムは詳しくわかっていない。現象的には、この映像(NASAから)のように、バタフライが羽を広げたような形になる。

影像では、二つの羽が交わるところに中心核として残った白色矮星が位置している。この矮星がはなつ光によって、二つの羽の部分にある塵やガスが明るく照らされ、映像のような状態を呈する。

バタフライ星雲は、双極性の惑星状星雲としては比較的早くから知られ、19世紀には観測が始まった。





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