地球と宇宙の科学
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生命存在の可能性がある惑星 Gliese581g



複数の惑星を持つことで知られる天体 Gliese581 に7個目の惑星が発見された。しかもこの惑星は、ハビタブルゾーンに位置していることから、生命が存在する可能性があるという。

ハビタブルゾーンとは、親星に近すぎず遠すぎず、したがって極端に熱くも寒くもない条件を満たす場所だ。それだけでは生命存在にはつながらないが、惑星が岩状で大気と水が存在するなど、地球に近い条件を備えていれば、生命が存在する可能性は十分ある。

この惑星 Gliese581g は、直径が地球の1.2−1.4倍、質量は3−4倍、親星の周囲を37日で公転している。表面は岩状で、大気や水を保持するだけの重力があると考えられるが、実際のところはわかっていない。

地球と異なり、自転はしておらず、太陽に面した部分は恒常的に熱く、面していない部分は永遠の闇に包まれている。そんなところから、地球のように豊かな生命の存在は想像できないが、バクテリアなどの原始的な生命なら存在できる可能性はあるだろうということだ。(上の写真はAFP提供)







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