地球と宇宙の科学
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生命の可能性がある惑星 Kepler22-b



惑星探査衛星ケプラーは、2009年に打ち上げられて以降これまでに1000以上の惑星候補のデータを収集してきたが、そのうち生命存在の可能性が高い惑星が10個ほど含まれていた。その中でも、いわゆるハビタブル・ゾーンを周回し、大きさや表面温度が地球と同じ程度の惑星の存在が確認された、とNASAが発表した。

この惑星はKepler22-bと名付けられた。地球から600光年の距離にあり、公転周期は290日。半径が地球の約2.4倍で「巨大地球型惑星」に分類される、温度も約22度と地球とよく似ている。だが、岩石、ガス、氷のどの成分が優勢なのかはまだわからない。もし地球と同じく、岩石を基本として、水の存在が確認されれば、生命存在の可能性は非常に高くなる。

ケプラーはこれまで10万個の恒星について明るさを調べ、惑星がその前を横切る時に生じる周期的な明るさの変化を検出する方法(トランジット法)で、惑星の存在を確認してきた。今回は、惑星が3度にわたり恒星の前を横切ったことで、Kepler22-bの存在が確認されたということだ。(写真はKepler22-bのイメージ図:NASAから)







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