地球と宇宙の科学
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熱暑、豪雨、竜巻:地球温暖化を肌で感じた夏


日本の夏は年ごとに熱くなってきているというのが実感だが、今年は記録的な暑さになった。四国の四万十市では実に、最高気温が41度を超えて、これまでの記録を塗り替えたし、東京都心でも、35度以上のいわゆる猛暑日が、9月2日時点で12日もあり、これまでの最多記録だった昨年の6日をあっさり超えた。

気温が高くなっただけではない。気象も不安定になった。大気が一気に熱せられると上昇気流が生じるので、それにともなって局地的な豪雨や突風が吹き荒れることともなる。昨日(9月2日)埼玉県南東部から千葉県北西部にかけて発生した竜巻は、600棟以上の家屋を損壊させた。豪雨による被害も、西日本を中心に各地で生じている。

こんなわけで、我々日本人は、地球温暖化の影響を肌で感じるようになってきた。もはや他人ごとではなくなってきたわけだ。

隣りには中国という巨大な国が存在し、今までより一層地球の温暖化に寄与するだろうから、日本への影響も更に深刻さを増すと言ってよい。中国の他にインドや東南アジアなどこれから発展するポテンシャルをもった国々も地球の温暖化に向けて一層の寄与を続けていくだろう。その先には何が待っているか。小学生にもわかろうというものだ。

我々人類は、地球温暖化というこのやっかいな課題にまともに取り組まない限り、遠くない将来に、この地球に住み続けることが難しくなっていくだろう。少なくとも我が日本が、熱帯豪雨突風多発地帯になるだろうことは容易に予測できる。





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作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2012
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